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大阪人と日本人―マナーから人生観まで、違いのすべてを徹底検証 (PHP文庫)
カスタマーレビュー ![]()
大阪のおばちゃんに笑って学びなはれ。
(2005-07-10)
インパクトが強い大阪のおばちゃんに焦点を当てた、斬新な大阪&大阪人本。おばちゃんを題材に取り上げる事で、大阪の別の一面が見えてくる。よく調べ上げたと感心してしまう大阪&大阪人の歴史・文化、詳細なデータ・アンケートの分析等、資料を駆使して大阪のおばちゃんに関する事柄を深く掘り下げた文章は、実に読み応えが有る。著者の文章が巧いからなのか、おばちゃん達が面白いからなのか、笑ってしまう事が度々有った。著者があまりに大阪のおばちゃん贔屓だし、おばちゃん達のキャラの濃さに「本当に大阪のおばちゃんはこうなのか」と疑問が浮かぶ事がしばしば。この『どや!大阪のおばちゃん学』を読み終わったら、パワフルで人情味溢れる大阪のおばちゃんに会いたくなるだろうし、上沼恵美子(イラストは彼女に似せて描かれたのだろう)化している自分に気付くに違いない。
がっかり
(2005-06-20)
自虐的・露悪的な大阪論はもうやめるべき。大阪文化の優美さになぜ言及しないの?
不況を生き抜く大阪人の知恵
(2005-03-01)
大阪のおばちゃんたちの知恵から学ぶことは多い。
彼女たちは不況下でも賢く、強く、明るく生きる知恵を持っている。
自分のことだけを考える人が多い世の中で、困っている見知らぬ人にも手を差し伸べる親切心、道徳心は見習うべきだ。
大阪人は公共心が低いというのは偏見だと私は思う。
日本人の中で大阪人(おばちゃんも含め)はとくにユーモアがあり、都会的で、おおらかで、親切で、バイタリティーがある。
その謎を解き明かす労作だ。
大阪人の人生観・人間観
(2005-02-16)
本書は、某大型書店の本店で、法律のコーナーの都市政策・地域政策の棚に置かれていたが、これだけで、大阪流の「つかみ」としては十分である。
大阪のおばちゃんの特徴を示す豊富で身近な実例が笑いを誘い、そこらで見かける大阪のおばちゃんの等身大の実像を描き出すことに成功している。ただ、その背景の分析が平面的なものに止まっていることは残念である。
大阪出身でもある評者が考えるに、ここで描き出されたおばちゃん像の背景には、大阪人が共通して有している人生観・人間観が存在している。すなわち、東京人と比べた大阪人の人生観・人間観の特徴は、「生きていくことは悲しいモンや」ということであり、どんな栄華や地位を極めた人でも、一皮剥けば同じ悲しい人間やないかということであると思う。
ここから、カッコつけたり背伸びしたりせずにホンネで生きていくんやという姿勢や、敗者や弱者に自分を重ね合わせての限りない共感(阪神タイガースのファン心理が典型)、理よりも情を優先させる行動原理、泣く間があったら笑わんかいの精神などが生まれてくる。
そして、その反面として、向上心や公共精神の欠如というマイナス面を生み出していることも事実である。
東京から大阪に帰ると、心からホッとするし、電車に乗っていても温もりや親しみを感じる。でも、こうしたぬるま湯に浸かったままだと、
自分の新たな発展可能性を開拓できないまま終わるのだろうとの気持ちが湧き上がってくることも否定できない。
日頃抱き続けてきた大阪へのこんな思いを、改めて自分なりに見つめ直す機会となった、結構オモロイ一冊であった。
興味深い指摘ですが極論です
(2005-02-12)
昨今、「大阪のおばちゃん」についてはマスコミでもよく取り上げられます。
この本もそういった風潮に迎合する本です。
面白い内容ですが、少し極論といわざるをえません。
本書でいう大阪のおばちゃんは、大阪の中年女性全体の2割くらいにしかあてはまらないからです。
大阪を何度も訪れた経験からすると、大阪の中年女性の大多数は謙虚で慎み深いという印象を受けます。
実際、厚かましいくらい自己主張の強い人は少数派です。
結果的に大阪人に対する偏見を助長するような内容になっているのは、やや残念な感じがします。

