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銀色 夏生

角川書店

カテゴリ:Book

売上ランキング:176479

価格:¥ 580

発売日:2004-06-23

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カスタマーレビュー

国訴訟勝訴しました  (2008-08-29)
面白かったです。 著書の紹介ありがとうごさいました。平成20年5月22日国訴訟勝訴しました。又次作も御紹介下さい。「私は薬に殺される」(幻冬舎)著者福田実

思いつきの犬  (2005-01-29)
「つれづれノート」は1からずっと愛読していて、今回の13も内容的には銀色さんらしさ健在でおもしろかったです。彼女にしか書けない世界が自由に描かれています。

ただ、他の方のレビューにもあるように、犬の無責任な飼い方には反感を覚えました。「こんなに悩んだのは初めて」くらいに熟考して「死ぬまで面倒を見よう」と飼ったはずなのに、基本的なしつけもきちんとせず、トイレ以外での排泄やいたずらに嫌気がさして「まだ今なら人に売れるかも」と考えていたり。
それをそのまま書いてしまう彼女のスタンスには感服するし、その時の気分や思いつきでいろんなことをしては飽きたり興味がなくなってやめるのは彼女のいつものことですが、生きものの扱いには責任と愛情を持ってほしいと思いました。

とはいえ、他人に意見されるのが大嫌いで自分の価値観だけを大事にする銀色さんのこと。そんな人だけが見せてくれる世界を、時々覗かせてもらおうと思います。

すごく落ち込んだ  (2005-01-14)
1巻からずっと楽しみに読んでいて、彼女の詩の大ファンでもあります。でも今回はネガティブな空気に満ち満ちていて、救いのない気持ちになってしまった。よっぽどつらい時期を過ごされてるのだろうと、マイナスエネルギーしか感じる事が出来なかったのが読み手としては残念。日記だし、エッセイだし、文中にもあったように読み手がどう受け取るかは誤解の部分も大きい訳だけど、それでも心に刻みたい(それこそそんなつもりで書かれてないだろうけど)文はあまりなかった。全体的に読んでいてつらくなってしまった。ここを抜けられたらいいなぁと思います。

おおっぴらなようでとってもかたくなな守りがある文体  (2004-11-10)
 つれづれノート1巻が出た時から、銀色さんのファンになりました。
1・2巻は元夫のむーちゃんとの生活がとてもかわいらしく書かれていますが。だんだんと日記が増えるにつれて、いろんな夏生さんの思いが、飾ることなく表現されてます。13巻になったこの作品では、最後に、「次回からページ数を減らそう」と書かれてますが、私にとっては、それは残念なこと。ページ数は増やしてほしいくらいです。
 今、夏生さんのによくにた日記もいっぱいでてるけど、
私の心の中では夏生さんの文体からかもしだされるあの感じは
誰にもまねしてほしくないし、まねできないだろうとも思うのです。

言葉と同じ温度で  (2004-08-12)
  今回は、いつもより思想の部分が多く綴られていました。あとがきにもありましたが、過去の自分、人間関係、犬や子供のことなどについて、ずいぶん色々なことに悩んでおられたとのこと。今回は、好きな文がたくさんありすぎて、ドッグイヤーだらけになってしまった。

 たとえば「人の悪口を言わないようにすると、どろどろに足をひっぱられることがなくなってきて、夢に向かって進むスピードが速くなると思う。」という1文。集団にいると、ノリで個人を責めたり、悪い部分だけを話題にして安心したり、自分を守るために人を非難してしまうことがある。でもそればかりにとらわれていると、前に進むのは遅くなる。進むべき目的地がずれてしまったりする。そして、怖いのは「冷静さを欠いた思い込み」と。決め付け、思い込みが強い人がいる。批判的なもに対してものすごい拒絶のバリヤを張る。自分の非はまったく認めず、目にもとまらぬ速さで切りぬける。そんな人に意見するのはものすごいエネルギーがいるので、たいてい問題はうやむやに消え去ってしまう。残念ながら私はそんなエネルギーは持ち合わせていないので、自分は何事にも客観的な目線を忘れないようにしようと思った。

 また、リリーフランキーさんの著書が抜書きされていた「一番カッコイイのは自分の体で確認した、自分だけが知ってることに辿り着いた人なのだ。」にも納得。自分の気持ちだけに正直に生きるって大変。でもそんな人に最近出会うことができたので、少しづつ自分もそうあるように心がけたい。

 そして、銀色さんの作品に惹かれるわけが、この文で分かった。「どれだけ率直に、自分の思いを書き出せるか、思いと文のあいだができるだけ近くなるように、あいだに何もないように。その間のうすさこそを読んでもらいたいと思っている。」うすぼんやりと思っていて言葉にできないことを、深く完結に、会話と同じくらいの温度でつづっているところがこの作品の魅力なのだろう。

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